「土が、無理。」
そう何度も感じてきた。
ルーティン。
集団。
毎日の運営。
社会的役割。
ちゃんとすること。
できなくはない。
でも、ものすごく消耗する。
私はずっと、
風や水の感覚で生きてきた。
空気を読む。
意味を感じる。
人の感情を拾う。
境界線が溶ける。
そんな私に、
なぜ「土」の星があるんだろうと、
ずっと不思議だった。
私の3つの土の星。
牡牛座の月。
山羊座の天王星。
山羊座の海王星。
でも今は、
少しわかる気がしている。
この土たちは、
私を「普通の社会」に適応させるためではなく、
“地上に留まらせるため”
にあるのだと。
私は、
概念だけになりたくない。
生きたい。
ちゃんと、
食べて、
眠って、
子どもと暮らして、
疲れて、
回復して、
また朝を迎える。
そんな、
不格好で、
摩擦だらけの、
生身の営みを。
アートというと、
死の匂いを纏ったものや、
美しく洗練されたものが、
強さを持つ世界がある。
でも私は、
ずっと「生きる」を描きたかった。
そして子育てを始めて、
「ああ、これがやりたかったことか」
と思った。
社会から評価されなかったおかげで、
子どもと一緒に過ごすことができた。
でも、
そんな子育てでも私はつまずいた。
この春、
心が折れた。
団体の中で、
人の感情や空気をスキャンし続けて、
消耗した。
「ママの元気が一番大事」
と思ってきたのに、
そのママの心を、
自分でいわしてしまった。
でも、
そこまで来て、
やっと見えたことがある。
私の価値は、
うまく生きることではなかった。
葛藤しながら、
揺れながら、
それでも地上で生きていること。
この不格好さ。
この、
“感じすぎるまま現実を生きている”
ということ自体に、
価値があるのかもしれない。
土を否定してきた私が、
今、
少しずつ土と折り合おうとしている。
それは、
「普通になる」ということではなく、
感受性を失わないまま、
この世界で暮らしていく、
私なりの方法を探すこと。
もし、
未来の誰かが、
「こんな自分では現実を生きられない」
と思ったとき、
私は、
こんなふうに、
不器用に葛藤しながら、
それでも生きていたよと、
伝えられたらいいと思う。
Written by Vesta