こどもたちへおくりたいほし

How to present children with this planet

EPR-使い捨て社会卒業に向け、好きになった言葉

 

【EPR / 拡大生産者責任
extended producer responsibility


製造業者がその製品の廃棄やリサイクルにも責任を負うという考え方。
⭐️生産者の責任が製品ライフサイクルの使用後の段階にまで拡大される。
⭐️地方自治体から生産者に責任を移転する。
⭐️生産者が製品設計において環境に対する配慮を取込む。

 

 


使い捨て社会卒業に向け、好きになった言葉🥳以下りさのメモ:


・今まで、生産者は作りっぱなしで、廃棄にまつわる責任は自治体にあり、そこにかかるお金は税金から充てられることがあたりまえだった。


・一方で、EUでは当然の動きとなっているEPR(拡大生産者責任


・生産者が、生産のみならず廃棄までにかかるお金を負担するから、商品の単価は上がる→生産者は廃棄にかかるお金を削減するため企業努力をせざるを得ない→素材を再利用できる製品、リターナブルな製品の普及✨


・商品の値段上がったら企業あがったり!家計を直撃!なイメージで実現がすすまないみたい?だけど、企業にとっても地球の健康があっての経済や人間活動。そして家計にとっても、今まで廃棄を税金で行っていたのだから、支払い先が、自治体から企業へと、変わるだけのことかも?


・地球上にもともとごみという概念は存在しない。私たちの体から出るものにはゴミがひとつもなく、全部土になるように。

 

・いつも捨ててるごみだって消えた訳じゃなく、気体か固体か何かしらのかたちで結局どこかに蓄積したり、しわよせが起こって、私たちに戻ってきてる、ゆったらやっぱり循環はしてる。


・循環しないものはひとつもないから、そんな地球の姿から学んで、循環する前提のものづくり、お買い物になっていく、というか消費者としてそういうお買い物をはじめていく責任がある。できる範囲で✨ 

 

 


以下、循環型社会お手本となるドイツの例


ドイツビールは瓶が主流。缶ビールは邪道!
https://allabout.co.jp/gm/gc/65412/


🐶ドイツでは、飲料ボトルをお店に返却するのはごく普通の日常風景。


🐶ビール瓶には8セント(約12円)のデポジット(預かり金)が課され、お店で瓶を返却するとお金も返ってくる仕組み。ビール瓶を返却するのは当然のこと、ビール瓶は捨てるものではない、という感覚がドイツ人の間に根付いている。


🐶2003年1月1日よりミネラルウォーターや炭酸飲料の使い捨てペットボトル、瓶、缶にもこの制度が導入されることになりました。デポジット料金は一律25セント(約36円)。ビール瓶の8セントに比べて3倍以上の金額となっています。


🐶使い捨て容器のデポジット課金を高くしてその普及に歯止めをかけ、リターナブル容器の使用をもっと増やそう、という狙いがあります。デポジットは容器を返却すれば戻ってくるのですが、一時的にでも払わなければいけない金額が高いとなると、「デポジットが安い商品を買おう」という心理がはたらくようです。


🐶「リサイクル」が最終目的ではなく、ドイツが目指すものはあくまで「ゴミを減らす」こと。リサイクル技術がいくら進んでも、ゴミそのものの量が増え続けていては意味がありません。


🐶ドイツのリターナブル容器は、ガラス瓶のもので40~50回まで、プラスチックのもの(ペットボトル)で約25回まで繰り返し利用することができます。1回ごとに新しいボトルを作るより、できる限り再利用した方がエネルギーと資源の節約になり、環境に優しいことは明らかですね。


🐶便利さや快適さばかりを追求するのではなく、環境保護のために、再利用できる容器を利用する、面倒でもその容器を返却しに行く、という市民一人一人の協力がドイツでは求められています。


🐶でもいくら環境先進国と言われるドイツでも、みんながみんな率先して面倒な努力をしているわけではありません。デポジット制、容器の回収を企業に義務付ける条例など、国の「強制」があってこそ成り立っている部分があります。


🐶この記事を読んでくださっている個人のみなさんがまずできること。それは、便利さを第一に求める生活にブレーキをかけて、「使い捨て社会」に疑問を持つことです。

 

 


もうひとつ、ごみを考えるときに頭を離れない記事:


電子廃棄物でつくったアートを売り、ガーナにリサイクル工場を建てる アーティスト・長坂真護の挑戦
https://www.asahi.com/and_M/20190823/4564633/


🇬🇭ガーナの首都アクラの近郊にあるアグボグブロシーと呼ばれる地区はいま、世界最大級の電子廃棄物(E-waste)の不法投棄場として知られている。国連の関係機関などが集う『E-waste Coalition』が2019年にまとめた報告書によると、世界では年間約5千万トンの電子廃棄物が発生し、そのうち正規にリサイクルされるのは20%足らずだという。


🇬🇭日本に住む私たちが捨てた電子機器が輸出され、最終的にアグボグブロシーに不法投棄されている可能性も十分にある。


🇬🇭また、アグボグブロシーには、廃棄された電子機器から取り出した金属を転売して生計を立てている人たちがいる。英ガーディアン紙は、ここで生活する人は若くしてがんを患い、20〜30代で亡くなる人が多いと報じている。廃棄物の処理や金属を取り出す際に出る煙による大気汚染が原因として指摘されている。

 

Climate Justice 気候正義、気候の公平性 という言葉で表現されているように、気候変動を含めて、環境問題は主にたくさん消費をたのしんでいる先進国の暮らしから起因しているのだけども、最後のしわよせは、経済的立場の弱いかたたちにまわっていっている!

 

考えたり、商品を選ぶことができる、余裕がある私たちは、それだけで、実はすばらしいパワーを持っている。お買い物は投票✨いつも完璧なチョイスばっかりはできてない💧が、長く使える商品を選べたときは、心も潤うし、そういう意図のもとに販売されている製品は心がこもって創られているから、使っていると暮らしも潤う実感がともなうなあという感想☺️💖